月ニコ2月号

月ニコ2月号が来てましたが,何だかカックロ成分高めでしたね。いくつかの点の感想を書いています。

ボツ箱

1月に出たペンパ本28用に送っていた問題をボツ箱にとってもらってました。部分的に難しい部分があるのと,全般に縦横くまなく探すのが疲れるかもしれません。

ペンシルパズルオブザイヤー2010~2011

ペンシルパズルオブザイヤー2010~2011に昨年のペンパ本27の載った自作が挙げられていました。「長めの計がたくさん交差してるわりに、それほど難易度が高くない」とコメントいただいていまして,なるほど,そんなものでしょうか。そういう意味では上のボツ箱の問題は長めの計が交差して大変かもしれません。

ニコリデータランド

ニコリデータランドのコーナーのテーマは「カックロの、一通りの計の割合は?」でしたが,内容にはちょっと不満ですね。

2マス計では一通りの計でなくても計の組合せはある程度限られます。一方,8マス計9マス計では自動的に計は一通りとなります。このように,そもそもマスの数によって重さが異なるのに,それを無視して集計してもあまり意味がないように思います。

以前にカックロで使われてる数字をペンパ本1冊分数えたことがあります。(http://bit.ly/dFt7NK
データはペンパ本のカックロ20のもので,計の総数は8504です。このデータで調べてみました。

1つめの図は,2マスから9マスのそれぞれのマス数についての計の総数と,一通りとなる計の数とを重ねて示したものです。マス数が多いほど計の数自体が少ないことが分かります。
2つめの図は,それぞれのマス数ごとに計の総数に対する一通りとなる計の数の割合で示したものです。マス数が多いほど一通りとなる計の占める割合が大きいことが分かります。一通りとなる2マス計では約52%でした。8マス,9マスは先に述べた通り全て一通りとなります。
これらをひっくるめて全ての計の数に対する一通りの計の割合は62%となりましたが,その値はあまり参考にならないように思います。
より基本的な,黒マスの数がいくらか,2から9マスの計の数がそれぞれいくらか,といったデータを出していただいた方が,興味深いし実際の参考にもなるのに,と思いました。


さて,次回の本家放談会はすごろくとのことですね。ニコリまつりのときに楽しそうに見えたので,参加したい思ってます。