PencilBox version 1.4.3 公開のお知らせ
ペンシルパズルエディタ PencilBox バージョン 1.4.3 が公開されましたので,お知らせします。
ダウンロード先は以下です。実行可能なプログラム (pencilbox-*.*.*.zip) とソースコード(pencilbox-*.*.*-src.zip) の2種類がありますので,必要な方を取得ください。
その他の情報は以下のウェブページを参照ください。
- http://pencilbox.sourceforge.jp/ (ウェブページ)
- https://sourceforge.jp/projects/pencilbox (sourceforge.jp内のプロジェクトページ)
主な更新内容は以下の通りです。
- 盤面複製時にアンドゥ履歴を保持するようにした。
- [履歴]メニューのダイアログからアンドゥ履歴を操作できるようにした。
- 「回転・反転」をサブメニューからダイアログに変更した。
- 線を引くタイプについて「線の太さ」メニューから線の太さを調整するように変更した。
- コマンドライン引数に問題ファイルを受け付けるようにした。
- 一括画像変換用のコマンドラインツールを付加した。
今回の(主な)更新内容はこれだけですので,あわてて更新していただくほどのことはないと思います。
以下,補足です。
盤面複製時にアンドゥ履歴を保持するようにした。
[ファイル]-[複製]から盤面を複製したときに,アンドゥ履歴を含めてコピーするようになりました。以前は履歴はコピーされていませんでした。[回転・反転]や[サイズ変更]はどうしようかと思いましたがめんどくさかったのでやってません。
これと次の項目のために,アンドゥ操作関係のソースはだいぶ変更されています。
[履歴]メニューのダイアログからアンドゥ履歴を操作できるようにした。
[編集]-[履歴]メニューからスライダーバーでアンドゥ履歴を操作できます。Ctrl-Z を連打しなくても任意の地点に戻れます。楽しいです。
あいかわらずアンドゥ対象になるのは回答操作のみで問題入力操作は含まれません。本来は問題入力操作も含めてアンドゥされるべきと思う反面,パズルの種類によってはむしろ回答操作のみがアンドゥされる方が都合がいい場合もあるような気もして,迷うところです。
「回転・反転」をサブメニューからダイアログに変更した。
これは別にどうでもいいです。
線を引くタイプについて「線の太さ」メニューから線の太さを調整するように変更した。
ニコリコムをやって,ヤジリンで線を太めにするとやりやすいと気付いたので,こちらも調整できるようにしてみました。数字や●などの記号はマスの大きさに連動して変化するのに,線の太さは固定だったのがどうなのかというはあるかもしれません。
コマンドライン引数に問題ファイルを受け付けるようにした。
例えば以下のようなコマンドでファイルを直接開けます。まあどうでもいいですね。
javaw -cp kakuro.jar pencilbox.kakuro.Main sample/kakuro/KK_sample02.txt
一括画像変換用のコマンドラインツールを付加した。
先日の記事でご案内させていただいたものと同じものですが,本体にとりこんだので少し実行方法は変わりました。
例えば以下のようなコマンドで sample/kakuro/KK_sample02.txt から sample/kakuro/KK_sample02.txt.png を作成します。
javaw -cp pencilbox.jar pencilbox.tool.PngExport kakuro sample/kakuro/KK_sample02.txt
前の項目も同じですが,データファイルがパズルの種類の情報を持っていないので,パズルの種類を明示的にしないといけないのです。みっともない。
さて,さらに思うところを書いてます。
- 今回配布ディレクトリ構成を見直そうかと迷いましたが,結局従来通りとしました。具体的には複数に分けている.jarファイルを1つにするかで迷いました。次はそうしようかと思います。.jarファイルをwindows用の.exeファイルみたくみせるラッパーというのもあるようなので,やってみるかもしれません。
- ソースコードレベルでは,パッケージごとのプロパティファイルにまとめていた文字列をクラスファイルにまとめたり,Addressクラスを不変オブジェクトにしたりとちょこちょこ変わっています。Addressクラス不変に関連して,各メソッドの引数を今後も直していくつもりです。