ニコリコム第3回オフ会レポート

12月5日のニコリコムの第3回オフ会に参加しましたのでレポートします。

はじめにニコリコムの12番目のパズルの発表がありましたが、種類はご想像の通りでした。ルールの説明をして,初披露の画面で例題を解き始めるもハタン。ごまかして次に進みました。

1チーム約8人、8チームに別れてのチーム対抗早解き大会が行われました。1回戦ぬりかべ、2回戦橋をかけろ、3回戦は12番目のパズルで対戦が行われました。1度に2チームが競うのですが、今回は15秒ごとにチームのメンバーが順番に席を代わって解くという形式でした。15秒の合図はにゃんこばずうか氏が「にゃあ」。1人が全部解くのに比べて大勢が同時に参加できておもしろかったと思います。順番を待ってるときに隣のチームの盤面をみるとヒントになってしまうという欠点もあったようですが。タッチの差でチェックを押したら両チームともまちがい、修正してまたまたタッチの差という名勝負もありました。

昨年やりそびれた365日ジャンケン大会もありました。ちょうど人数的にも適度にばらけていい塩梅だったように思います。

計5件の作家さんおよび有名会員さんからの発表がありました。

あぶら虫さんから「同じふたつの数字のどちらにつながるかすぐには分からないぬりかべについて」。表題の通り、大きめの2つの同じ数字が近くに配置されていて、2方向から白マスが伸びてくるけどはじめはどちらにつながるか分からない、というタイプの問題について。どうやって答えを決めるかをいくつかのパターンに分類して解説されていました。

ももてれうさん 「よせてはかえす」の話(正確なタイトルを失念しました)。ぬりかべの「よせてはかえす」と呼ばれる手筋について、339さんの問題や昔のももてれうさんの問題を例として紹介されていました。339さんの問題はこの記事のものだと思うのですが、これでは分かりませんかね。いつごろどういった経緯で思いついて、どういう点が難しいといった話をされていました。

鈴木悟さん 「橋をかけろの数字しばりについて」。橋をかけろの趣向問題として、島数最大の問題、3しばり、4しばり、2種類の数字しばり等を作ったそうです。4しばりの問題では1本橋のループができるので、いろんなループを作って眺めて楽しんでいるそうです。気づくか!

あじさん 「nikoli.com早解きの勝ち方」。PCやマウス、ブラウザといった環境準備から実戦での考え方まで、おもしろく分かりやすい発表でした。右手で移動、左手でクリックとシフト。ミスクリックを恐れない。作るように解く、つまり解くように作ってあるはずなので、どのように解けるように作られたかを想像して解く。メドレーを流して1小節手が止まったら別のところへ。

Gutenさん 「Guten流美術館の作り方」。「幻の作家」ことGutenさんの美術館の作り方の解説でした。簡単に考え方を説明してから、18x10サイズの美術館をその場で解説しながら作成しました。ご本人はたまたまうまくいったと謙遜されていましたが、即興でおてごろ美術館をさらっと完成させてしまったのはさすが。「4番ですね」「ここでアスピリンボックスを思いうかべるとGutenにはなれない」。

終了後は2次会へ。近くの席にとくしんさんがいらっしゃったのですが、相変わらずすごい人です。Gutenさんも近くにいらしたので、歯ブラシじゃないよのサイトがなくなってしまって残念とお伝えしました。

全体の感想としては、今回は5件の発表がどれもすばらしく、まさにこの会の出席者にしか伝わらないであろうマニアックな内容でよかったですね。早解き対戦はチーム制でみんなが楽しめるものになっていたと思います。名札についてる11種類のアイコンの意味をあてようというサブゲームもあって、他のチームが対戦してる間にメンバーで考えたりして退屈しなかったです。
きわめて個人的な感想としては、発表の中で複数回PencilBoxの画面を見ることができたのがうれしかった反面、美術館でいったん回答モードにすると照らされたマスの情報が更新されるみたいなしょーもないtipsに感心の声が上がっていたのにがっくりでした。

というわけで参加者、スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。また来年もお会いできることを期待しています。