「琥珀と血」

Amber and Blood: The Dark Disciple, Volume Three

Amber and Blood: The Dark Disciple, Volume Three

ようやく読了,というか例によって最後までページをめくった。なかなかすんなり読めるようにならんのう。
The Dark Disciple シリーズ3部作の3巻目。

表紙の女性はMinaで,左手に持っているのが水晶の角錐というPaladineのアーティファクト,首にかけているのは扇動の首飾りというTakhisisのアーティファクト。裏表紙には離れて見守るRhys, Nightshade, Attaが描かれている。

前巻ラストで正体の明らかになったMinaの行く末やいかに。

途中にSolaceを舞台にドンパチがあるものの,全般的には地味な展開なように思った。Nightshadeは前巻に引き続き大活躍で,やはりドラゴンランスにケンダーは欠かせない。前シリーズ名脇役のGaldarががシリーズ1巻冒頭以来の再登場。

今回は神様勢ぞろい。前巻までさんざん主人公たちにちょっかいをかけてきたChemosh, Zeboim, Majere に加えて,白の淑女ことMishakalが深く関与してくる。
勢ぞろいの場面で紹介されている神様たちについてメモしてみた。だいたい説明されている順。これ以外も含めて,善,悪,中立7人ずつ,計21人の神様がいることになっているようだ。

  • Gilean: 書物の神。鋭い知的な目を持つ学者風の中年男性の姿。
  • Majere: 知恵の神。橙色のローブ,穏やか。
  • Chemosh: 骨の君主。ハンサム,黒の長髪,虚ろで冷たく暗い目。
  • Reorx: 鍛冶の神。ドワーフの姿。
  • Zeboim: 海の女神。緑のガウン。
  • Mishakal: 癒しの女神,白の淑女。白いガウンに白の長髪。
  • Sargonnas:復讐の神。人間の体に雄牛の頭のミノタウロスの姿。
  • Chislev: 自然の女神。優美な若い女性,淡黄褐色のやさしい目,鋭い虎の爪。
  • Kiri-Jolith: 正義の戦いの神。輝く銀の騎士の鎧をまとう。
  • Morgion: 病の神。
  • Hiddukel: セリフはあるが特に説明なし?
  • Solinari: 銀の月と光の魔術の神。PaladineとMishakalの息子,煙のような灰色の目。
  • Lunitari: 赤の月と中立の魔術の女神。Gileanの娘,探究的な目を持つ人間の女性の姿。
  • Nuitari: 黒の月と闇の魔術の神。TakhisisとSargonnasの息子,丸い月の顔。